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01.07.01 第17号

OJI MILLENNIUM 21計画〉第6弾!
エコマークに対応した高白色100%再生上質紙
「OKプリンス上質エコGホワイト100」のご紹介
環境問題、とりわけ都市のゴミ問題に端を発したリサイクル推進の動きは、今や〈グリーン購入ネットワーク〉における『グリーン購入基本原則』(1996年11月7日制定)によって、ますます具体化されています。
その前文には
“本ネットワークは、グリーン購入が環境保全型製品の市場形成に重要な役割を果たし、市場を通じて環境保全型製品の開発を促進し、ひいては持続可能な社会の構築に資する極めて有効な手段であるという認識のもとに、わが国におけるグリーン購入の取組みを促進することを目的としています。”とあり、指針として次のような規定を定めています。

(1) 環境や人の健康に被害を与えるような物質の使用および放出が削減されていること。
(2) 資源やエネルギーの消費が少ないこと。
(3) 資源を持続可能な方法で採取し、有効利用していること。
(4) 長期間の使用ができること。
(5) 再使用が可能であること。
(6) リサイクルが可能であること。
(7) 再生された素材や再使用された部品を多く利用していること。
(8) 廃棄される時に処理や処分が容易なこと。

また[事業者の取組みへの配慮]では“環境保全に積極的な事業者により製造され、販売される製品を購入する”と明記しています。
その証の一つに〈エコマーク〉の認定があります。この認定は、原料として古紙の配合率が70%以上であること(PPC用紙は100%)、さらに非塗工印刷用紙は白色度が70%程度以下であることを規定し、前記の指針に沿った内容になっています。
当社では、すでにこの指針に乗っ取った製品「OKプリンス上質エコG100」を発表し、官公庁を中心に広く利用されてきました。しかし、一般の商業印刷の分野となると、エコマーク取得製品とはいえども視覚面での白さの要求が依然として高いものであることもまた事実でした。
 
【補足資料】
エコマーク新認定基準
(財)日本環境協会エコマーク事務局
「印刷用紙」
環境に関する基準
(1) 原料として古紙配合率が70%以上であること。
(2) 塗工印刷用紙にあっては、塗工量が両面で30g/m2以下であること。ただし、片面の最大塗工量は17g/m2とする。
(3) 非塗工印刷用紙にあっては、白色度が70%程度以下であること。
(4) 製造にあたって、大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出などについて、関連する環境法規および公害防止協定などを遵守していること。
(5) 蛍光増白剤は、過剰な使用のないこと。
(6) 製品には、禁忌品を含んでいないこと。
(7) 製品の包装は、省資源、リサイクルの容易さ、焼却処理時の負荷低減に配慮されていること。
(8) 廃棄される時に処理や処分が容易なこと。

※2001年5月1日改定 古紙配合率、品質に関する基準など


「OKプリンス上質エコGホワイト100」の開発経緯と品質特性
“エコマーク取得製品をできる限り使用したい…”“でも、印刷上、紙の白さも欲しい…”。商業印刷業界から、さらには流通関係者の間から聞こえてきたそんな声に応えて、当社では「OKグリーン100シリーズ」のラインナップの充実をはかるためにも、エコマーク取得に対応したハンター白色度70%程度ながらも従来の「OKプリンス上質エコG100」よりも白い上質紙、「 OKプリンス上質エコGホワイト100」を開発しました。
紙の白さは、あらゆる制作活動にとって重要な要素の一つであることは言うまでもありません。印刷というメディアを通して遡及する情報を、より効果的にバージョンアップさせる要素におけるホットポイントでもあります。社会全般が環境問題や資源保護の考え方を受け入れた今日、それらを前提として更なる製品のグレードアップを追求するのは、もはや当然のことと言えます。そうした意味でも、エコマークに対応しながらも“見た目の白さ”を追求した「 OKプリンス上質エコGホワイト100」は、つねにユーザーのニーズを的確に把握して、その声に対応した新製品開発に向けて果敢にチャレンジしてきた当社の姿勢を如実に示しているわけです。
 
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徹底検証! 〈OJI MILLENNIUM 21計画〉製品の全貌
当社が〈OJI MILLENNIUM 21計画〉をスタートさせて、はや2年近くが経過しました。おかげ様で各方面から高い評価をいただき、その計画立案と推進に間違いがなく、期待にたがわぬものであったことに関係者一同、より一層の自信を深めています。そこで今回は、その最後を飾るにふさわしい画期的製品「 OKプリンス上質エコGホワイト100」のご紹介と併せて、〈OJI MILLENNIUM 21計画〉に基づくラインナップの全貌と発売後の動向についてあらためて検証することにいたしましょう。

まず〈OJI MILLENNIUM 21計画〉の骨子は次の通りです。
しっかりと、来るべき21世紀を見据えて、総合製紙メーカーとしての責任を全うするために具体的な活動を始めました。その根幹は“叡智の時代”をさらに具体化する活動でもあります。そして、そのことは『王子製紙環境憲章』の理念を着実に実行しているのです。もとより地球資源は有限です。紙の消費量においてもその将来に不安が残ります。それは、今後発展途上国の、先進国が経験した経済活動や生活様式へのシフトが加速して紙の消費が急速に伸び、世界的な木材資源の不足が予測されるということです。従って、今後の紙の需要に対して的確な対応が是非とも必要になります。

〈OJI MILLENNIUM 21計画〉は、そうした理念のもとにスタートしました。
つまり、紙の需要はますます増加する→紙の原料はパルプである→しかし資源は有限である。そして、こうした一連の流れに沿ってその問題解決のために生まれたのが〈OJI MILLENNIUM 21計画〉なのです。
製品体系
 
このように体系的に計画され、製品化された、いわば“兄弟たち”は現在さまざまな分野で活躍しています。それぞれのコンセプトをしっかりと守り、互いに切磋琢磨しながら当社の理念を実践しているわけです。では、それぞれの製品の概要についてあらためてご説明しましょう。
 
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■「OKプリンス上質21」(2000年3月27日発売)
長期保存の障害は、主に強度劣化と褪色と言われています。その大きな要因に、紙の原料に含まれるリグニン、へミセルロースなどの成分があります。紙は通常、各種の漂白薬品によって漂白されたパルプが使用されます。漂白により、紙の強度劣化・褪色の原因となるリグニンの量は減りますが、僅かながら残ってしまうのも現状でした。また印刷適性、筆記適性を高めるために添加する薬品にも、その原因の一端がありました。例えば、薬品や填料をパルプに定着させるのに使用する硫酸アルミ二ウムは、徐々に分解して硫酸になります。この硫酸が紙の強度を劣化させるのです。さらに、紙を白く見せるために添加される蛍光染料も褪色の一因となっています。当社では、これらの主要因を取り除くことで“長期保存性に優れた紙”としてOKプリンス上質21を開発、別名“MILLENNIUM PAPER”とも呼ばれています。

図-1 90°C、50%RH、12daysにおける耐久性(強度)
 
図-2 紫外線による耐久性(白色度)
 
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■「OKパーマネンスグロス21」(2001年2月15日発売)
 /「OKパーマネンスセミグロス21」
(2001年2月15日発売)
OKプリンス上質21が上質紙の“MILLENNIUM PAPER”なら、この2品目はアート紙の“MILLENNIUM PAPER”ということができます。長期保存を必要として、なお高級感が要求される写真集や記念史、アルバム、社史などに最適な製品と言えます。長期保存の評価、とりわけ白色度保持率は“ASTM(The American Society of Testing and Materials)”に求め、その評価結果が下記のグラフです。いずれも〔LE−1000〕を充分に満たすものでした。

分類 保存可能期間
予測
白色度
保持率
紙力保持率
引張強さ 引張吸収
エネルギー
引裂強さ 破裂強さ
最高保存性
LE-1000
1000年 95%≦ 95%≦ 90%≦ 90%≦ 95%≦
高保存性 LE-100 100年 92%≦ 90%≦ 80%≦ 85%≦ 90%≦
中保存性 LE-50 50年 90%≦ 85%≦ 70%≦ 75%≦ 80%≦

※ 保持率(%)=90°C、50%RH、12日間処理後測定値/処理前測定値)×100
 
高温高湿処理(90°C、50%RH)による
白色度変化(相対値)
UV照射処理による白色度変化(相対値)
白色度変化

また強度保持においても“強度に悪影響を及ぼす薬品”を除去することによって、〔LE−1000〕をパーフェクトにクリアしました。

高温高湿処理後の紙力保持率
高温高湿処理後の紙力保持率
 
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OKムーンライト・ホワイト(2000年9月8日発売)
 /OKムーンライト・ナチュラル(2000年9月8日発売)
重厚長大型から軽薄短小の時代へ。紙の世界においても、長引く景気低迷による経済事情の変化に対応した製品開発が要求されています。また環境問題などの社会的要求、そして消費者サイドの利便性などの面からも、紙の“薄物化”が強く求められていました。しかし、薄物化には厚さ、紙腰、不透明度などの要素が障害となっていました。特に不透明度は、薄物化と相矛盾する関係にあるのです。この矛盾を解決する方法としては通常、クレー、タルク、炭酸カルシウムなどの填料を使用し、さらに高い不透明度を要求する場合には二酸化チタンを使用することになります。とはいえ、これは高価であるため限られた場合にしか使用されないのが現状でした。そこで当社は二酸化チタンよりも安価で、高不透明度が得られる“新しい填料”を開発し、製品化しました。それが高白色度・高不透明度の画期的な薄物本文用紙 「OKムーンライト・ホワイトナチュラル」です。


OKコートNグリーン100(2000年9月8日発売)
古紙100%で製造される〈OKグリーン100シリーズ〉、その中にあって、従来のシングル塗工からダブル塗工に変更することによって、抜群の平滑性を実現したのが「OKコートNグリーン100」です。滑らかさとキレの良さが微妙にバランスされて、従来にない印刷仕上がりの良さを発揮します。

OKコートNグリーン100」の品質概念図
「OKコートNグリーン100」の品質概念図
 
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■自社植林木100%使用紙(2000年7月7日発売)
当社では『王子製紙環境憲章』に基づいて、“紙のリサイクル”活動を積極的に展開しています。〈OKグリーン100シリーズ〉に代表されるように“古紙100%配合紙”の伸びも著しいものがありますが、将来的に予想される“需要に対する供給量の不均衡”の問題もあって、必ずしも紙のリサイクルだけが万能というわけにはいきません。ここに“人口増加と森林資源の不均衡”という問題が生じつつあるのです。当社では、これらの問題にいち早く対応するために、森林資源の計画的な育成=“森のリサイクル”に力を注いできました。当社の海外植林事業は、1975年から製紙メーカーの第1号としてパプアニューギニアにおいてスタートしました。そして1992年には主力樹種をユーカリからアカシアマンギウムへ転換し、現在では年間約5万BDTのチップを供給できる体制となっています。

王子製紙の海外植林実施状況
国名
地域
会社名
設立
共同実施者
樹種
植林
目標面積
(ha)
2000年度末
植林済面積
(ha)
伐期
(年)
PNG
マダン州
JANT
71
野村證券他
アカシア・
ユーカリ
10,800
10,770
8〜10
NZ
南島
SPFL
92
伊藤忠商事
富士ゼロックス
富士ゼロックス
オフィスサプライ
ユーカリ
14,400
8,826
12
豪州
西オーストラリア
APFL
93
伊藤忠商事
千趣会
東北電力
ユーカリ
26,000
21,043
10
ベトナム
ビンディン省
QPFL
95
日商岩井
大日本印刷
アカシア・
ユーカリ
10,500
8,124
7
豪州
ビクトリア州
GPFL
97
日商岩井
凸版印刷
北海道電力
ユーカリ
10,000
4,024
10
豪州
クイーンズランド州
BPFL
98
伊藤忠商事
講談社
電源開発
EPDC海外炭
ユーカリ
10,000
3,040
10
豪州
ビクトリア州
EPFL
99
日商岩井
小学館
日本紙パルプ商事
ユーカリ
10,000
1,619
10
NZ
北島
PanPac
91
日本製紙
パイン
30,000
31,535
30
 
121,700
88,981
 
最終目標
 
200,000
   
 
「自社植林木100%使用紙」は、そうした森のリサイクル活動によって生まれた最初の製品です。資源である森を絶やすことなく、育てることによって資源を半永久的に確保し、さらにそのことが地球の温暖化を抑制する効果をももたらします。まさに “叡智の紙”と呼ぶにふさわしい、時代が待望した画期的製品なのです。富士通株式会社様の2002年度のカレンダー用紙としての採用が決まったことも、その証の一つといえるでしょう。環境問題に対する当社の絶え間ない努力が今、着実に大きな実を結ぼうとしているのです。

このように〈OJI MILLENNIUM 21計画〉は好評のうちにひとまずフィナーレを迎えましたが、当社では今後も皆さまのニーズに合った製品を的確におとどけするためにより一層の努力を進めていきます。時代を見据えた当社の活動にぜひご期待ください。

〈OJI MILLENNIUM 21計画〉の顔たち
 
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目次

  1. 「OKプリンス上質エコGホワイト100」の開発経緯と品質特性


  2. 徹底検証!〈OJI MILLENNIUM 21計画〉製品の全貌


  3. 「OKプリンス上質21」

    「OKパーマネンスグロス21」/「OKパーマネンスセミグロス21」

    「OKムーンライト・ナチュラル」/「OKムーンライト・ナチュラル」

    「OKコートNグリーン100」

    自社植林木100%使用紙

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