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00.10.01 第14号

「OKグリーン100シリーズ」、その魅力を再検証!
日本の“古紙利用”については現在、製紙原料の約56%は古紙を利用しており、先進国でもトップクラスといえます。古紙の利用拡大は、都市ゴミ対策に大いに役立つとともに今後、紙の需要が増大した場合、その分を古紙の利用でカバーすることが最も良い方法であるなど、各方面から最重要課題として注目されてきました。
当社では“紙のリサイクル”としての古紙の利用拡大に努め、現在国内では最も多くの古紙を使用し、最も多くの再生紙を生産しています。古紙利用率を高めるには 当然“古紙を再生させるための技術”が必要となりますが、繊維離解、除塵、脱インク、漂白などの工程で環境を考慮した最新技術が活かされ、当社のさまざまな製品として〈洋紙〉〈板紙〉〈その他〉に生まれ変わっています。
古紙100%再生紙
しかし、近年の印刷のカラー化、ビジュアル化のめざましい進展は、古紙を原料とした紙にも白色度や印刷適性などの向上が求められてきました。そこで生まれたのが、古紙を100%使用した「OKグリーン100シリーズ」です。当社が誇る最先端技術を駆使してつくられた、この製品は現在、大きな反響を呼んでいます。

サンプル写真
 
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世界屈指を誇る、当社の古紙再生技術
ここで世界でも指折りの、古紙利用率を高めるための当社の古紙再生技術についてご説明しましょう。

古紙の再生工程には、大きく分けて下記の4つがあります。

 (1) 離解:古紙をパルパーに入れて、機械力と薬品で繊維状にほぐす。
 (2) 除塵:古紙に含まれている異物とゴミを取り除く。
 (3) 脱インク:繊維から剥離されたインクをフローテーターまたは洗浄機で取り除く。
 (4) 漂白:脱インクされた繊維を過酸化水素などで漂白する。

この時に問題となるのは、除塵と脱インクです。古紙が集められると、まず水と一緒にパルパーに入れられ、高速で攪拌(かくはん)されます。そこで古紙は再びパルプ状になります。しかし、古紙にはさまざまな異物が混ざっています。例えば、ビニールひもや針金、印刷インク、ホッチキス、粉々になりやすいホットメルト(樹脂系の背糊)などです。こうした異物が混ざっていると紙を再生することができないので、スクリーンでこれらのゴミが除去されます。次に古紙パルプに付着していたインクは洗剤で剥がれ、フローテーター装置で気泡とともに浮上して液面に集まってきたものを掻き取ることによって、脱インクできるわけです。当社では薬品や水が少なくてすむフローテーターを使った方法を採用、排水対策を考慮して漂白剤に過酸化水素などを利用しています。このように環境を考えた最新設備と、永年にわたって培われてきた革新的な技術が活かされているのです。

古紙の再生過程
古紙の再生過程
 
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古紙再生のうえでトラブルとなる禁忌品には次のようなものがあります。
〈ポリ袋〉〈発泡スチロール〉〈銀紙〉〈ビニール〉〈カーボン紙〉〈樹脂加工品〉〈油紙〉〈ろう紙〉〈アルミ箔〉〈ポリ加工紙〉〈不織布〉〈セロハン〉〈合成紙〉〈感熱紙〉〈封筒〉〈感熱発泡紙〉〈ガムテープ〉などです。
下記グラフは当社の古紙品種別使用量(1999年)を示したものです。
王子製紙グループを含めると約397万トンとなり、日本国内では最高水準に達しています。

当社の古紙品種別使用量(1999年)
 
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「OKグリーン100シリーズ」の開発経緯とコンセプト
「OKグリーン100シリーズ」、それは当社の技術力と環境対策への基本姿勢が融合した結晶ともいえます。
■循環型商品のスタート
古紙配合率を高めていくと、白色度の低下や印刷インク、コピーのトナーかすが増加するので、従来の天然パルプのみによって生産された印刷用紙に比べて印刷適性・作業性の低下が心配されていました。また古紙配合100%再生紙の製造過程において、漂白時にダイオキシンなどの有害物質を発生させないことが絶対条件となります。そんな心配を杞憂とし、ハードな諸問題を解決するために、当社では最新の“古紙処理技術”と“抄紙・塗工技術”を駆使して、画期的な古紙配合100%再生紙を開発しました。それが「OKグリーン100シリーズ」です。まさに資源の有効利用という、当社の基本姿勢から生まれた“循環型製品”といえます。
■画期的な品質革命
「OKグリーン100シリーズ」は、従来の天然パルプのみの製品と比べても何ら遜色のない白紙外観・印刷適性を備えた商品です。例えば高級塗工紙「OKコートNグリーン100」は、白さのアップ対策に加えて塗工原料の選定・改良によって“OKトップコートN”とほぼ同じレベルの白色度、退色耐久性、平滑性を備えることに成功しています。
■あらゆるニーズに対応
「OKグリーン100シリーズ」のもう一つの特徴は、ニーズに対応したすべての商品がラインナップされていることです。上質紙、A2グロス、A2マット、A3グロス、A3マット、微塗工紙、中質紙と、用途に応じたグレードが用意されており、米坪も52.3g/m2〜157 g/m2まで各種取り揃えています。例えば教科書ですが、リサイクル意識の高揚とともに、小中高等学校の教科書には1999年度から再生紙が使われています。表紙からカラーページ、そして本文に至るまで、すべての用紙が古紙配合100%再生紙で対応できる「OKグリーン100シリーズ」はそこでも注目されています。
■「OKグリーン100シリーズ」のラインナップと品質特性
OKコートNグリーン100
古紙を100%使用して、白色度・白紙光沢および印刷光沢など、フレッシュパルプ品並みの品質を保持するA2コート紙。
OKコートLグリーン100
古紙を100%使用して、フレッシュパルプ品並みの白色度・印刷光沢を有し、印刷作業性にも配慮した多用途軽量コート紙。
OKマットコートグリーン100
古紙を100%使用して、フレッシュパルプ品並みの白色度・印刷光沢を有し、白紙面のマット調と落ち着いた印刷効果に優れた製品。文字の可読性と書き込み性が高いことも大きな特徴。
OKマットコートLグリーン100
古紙を100%使用して、白色度もフレッシュパルプ品並みのマット調A3コート紙。本文用紙、カタログ用途に最適。
◎ OKロイヤルライトSグリーン100
古紙を100%使用したグロスタイプの微塗工紙。印刷作業性にも優れ、雑誌の本文用紙、商業印刷用紙に最適。
OK微塗工スーパーエコG100
古紙を100%使用し、白色度75%のグロスタイプの微塗工紙。
OK微塗工マットエコG100
白色度を抑えた古紙100%のマット調の微塗工紙。不透明度も高く、雑誌・書籍本文、商業印刷用途に最適。
OKプリンス上質エコG100
古紙を100%使用した白色度70%の再生上質紙。
◎ OKシュークリームグリーン100
古紙を100%使用した再生クリーム上質紙。従来のクリーム上質紙と同等の色合い、印刷効果、印刷作業性を備えている用紙。
◎ OK書籍グリーン100
古紙を100%使用した再生書籍用紙。しなやかさ、めくりやすさはもちろん、褪色についても他の上質書籍用紙と遜色なく使えるレベルを誇っている。
OKスターライトグリーン100
古紙を100%使用した中質紙。広報誌、雑誌・書籍本文に最適。
 
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〈OJI MILLENNIUM 21計画〉の一環としてリニューアル!
OKコートNグリーン100
従来のシングル塗工からダブル塗工に変更することによって、抜群の平滑性を実現した「OKコートNグリーン100」。滑らかさとキレが微妙にバランスされて、これまでにない印刷仕上がりの良さを発揮します。ぜひ、その印刷光沢、平滑性の優位さをご確認ください。 ※品質概念図参照。

OKコートNグリーン100」品質概念図
「OKコートNグリーン100」品質概念図
 
このように王子製紙では“循環型商品”のますますの開発と、さらなる技術改革によるグレードアップをはかっていきます。ぜひ、ご期待ください。
 
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目次

  1. 世界屈指を誇る、当社の古紙再生技術


  2. 「OKグリーン100シリーズ」の開発経緯とコンセプト
    について


  3. 〈OJI MILLENNIUM 21計画〉の一環としてリニューアル!


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