| ダル塗工紙はなぜ好まれるのか、その魅力とは? |
| 塗工紙を分類する場合、品質グレード別(アート紙、コート紙、軽量コート紙)が基本となりますが、もう一つの方法として光沢の違いよる分け方もあります。それは光沢の高いグロス系塗工紙と、光沢を抑えたダル系・マット系塗工紙に大別されます。 |
| グロス系 |
ダル・マット系 |
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| (写真−1) |
(写真−2) |
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物体に光が当たって反射する際、入射光と同じ角度で反射する正反射と四方に散乱する乱反射の2種類があります。正反射量が多いほど光沢を感じさせるわけですが、別の言い方をすると、そのためには用紙の表面が平坦であることが必要です(写真−1)。反対に、ダル・マット系の場合はより乱反射するために表面に微細な凸凹がつけられています(写真−2)。そこでダル・マット系の生産工程は、基本的にはグロス系と変わりませんが、白紙光沢を抑える必要があるので最終の仕上げが異なってきます。
グロス系は通常、多段スーパーカレンダーを充分に活用して、表面をより平らにし、光沢を出します。一方、ダル・マット系はいずれも用紙の表面に光を乱反射させるための、微妙な凸凹をつけるように表面処理します。マシン仕上げ、オンマシンカレンダー処理、オンマシンソフトカレンダー処理、そしてマイクロエンボスされたメッキロールを使用するマットスーパー処理などがそれです。また多段スーパーカレンダーの一部を使用して、軽スーパー処理を行う場合もあります。それぞれの用紙の特性に応じて、いずれかの方法を選択します。 |
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■カレンダーの種類 |
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【多段スーパーカレンダー】 |
【マットスーパーカレンダー】 |
【オンマシンソフトカレンダー】 |
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※マットスーパーカレンダーの○ロールは
マイクロエンボス処理されています。
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| さらに白紙光沢の差に加えて、インキがのった時の印刷光沢との組合わせによって、これら塗工紙にさまざまな個性を持たせることが可能です。すなわち、グロス系は白紙光沢、印刷光沢ともに高いのに対し、マット系は白紙光沢、印刷光沢ともに抑えて、落ち着いた雰囲気を醸し出すことができるわけです。これに対して、ダル系は白紙光沢を抑えながら印刷光沢を出すように品質設計されているので、白紙面と印刷面のグロスコントラストが最大の魅力となります。 |
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