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パッケージについて カートンの設計と構造デザイン
 
カートンの設計と構造デザイン
基本形態と分類
  紙器の形態を作り上げる基本的な作業として、打ち抜き、胴貼り、製函、の工程が有ります。これらの単純な工程から生み出される紙器の形態は、時代とともに複雑化され、紙器関係者の中での共通言語としての形式分類の必要性が高まってきました。
 
 
基本形態と分類 基本形態と分類
構造デザイン作成のプロセス
  ここ数年の間に紙器の構造デザイン作成はCADが導入され、生産準備工程の短縮、安定した品質の維持、グラフィックデザインとの連携で今まで手に頼っていた作業を自動化・標準化出来るようになりました。さらにCADからの出力されるデータを、受注から製造までの一元的なデータとして使用するトータルなシステムも構築されています。
カートンの種類
ストレートスタイルカートン
  最もポピュラーな箱形態で、板紙に罫線、抜き刃を入れ、打ち抜いたブランクシートを胴貼り機によって折りたたみながら胴部を貼り合わせていくもので、基本構造がシンプルであり、変形、組み合せの応用範囲も広く、包装機械適性にも優れ、大量生産向きの紙器です。
  スリーブタイプ
    ストレートスタイルの基本となる物で、オープンエンドスリーブとも言われ、ギフト箱の保護やパッケージとして利用したり、トレータイプのものと併用されています。代表的なものとしてキャラメル箱などがあります。
 
スリーブタイプ
  シールエンドカートン
    自動包装機の機械適性に優れ、商品充填、蓋締め作業の高速運転にも適し、かつ箱自体の剛性が高く、日用雑貨、食品と幅広い分野で利用されています。
 
シールエンドカートン
  タックエンドカートン(順サック)/(逆サック)
    この形態には、差し込み部(タック)の取付け位置によって“ストレートタック”(順サック)と“リバースタック”(逆サック)に分類されます。菓子箱、石鹸箱、化粧品、日用雑貨用として、身近に見られます。
タックエンドカートン(順サック)
(順サック)
タックエンドカートン(逆サック)
(逆サック)
ロックボトムカートン
  最も身近な箱形態で、板紙に罫線、抜き刃を入れ、打ち抜いたブランクシートを胴貼り機によって折りたたみながら胴部を貼り合わせていくもので、基本構造がシンプルであり、変形、組み合せの応用範囲も広く、包装機械適性にも優れ、大量生産向きの紙器です。
  オートマチックボトムカートン(ワンタッチ底)
    一般的に「ワンタッチ箱」と呼ばれるもので、胴貼り機により底部と側面が糊付けされます。主として手作業で製函作業を行う製品に使用され、化粧品、菓子、日曜雑貨と幅広く使われています。
 
オートマチックボトムカートン(ワンタッチ底)
  ワンタッチカートンの機械貼り工程
    側面の他に底部にも糊を付け圧着して仕上げます。底部の糊付け方法としては、線状に糊付けする方法と給紙にタイミングを取ってゴム板(スポンジ)で必要な場所に糊付けする方法とがあります。
     
  ワンタッチカートンの機械貼り工程
  セミオートマチックボトムカートン(アメリカ底)
    通称「アメリカ底」「地獄底」と呼ばれ胴貼り機により側面のみ糊付けされ、成型、底部の組み立ては全て手作業で行います。一般的に小ロット製品などに使用されています。
 
セミオートマチックボトムカートン(アメリカ底)
組立てカートン
  贈答箱、高級紙箱の分野で広く利用されている物で、打ち抜かれたブランクシートを手で組み立てられる形態(一部機械組みも有り)です。この中では"ダブルウォール"(2重壁)と"シングルウォール"とに大別されます。カートンの側面を糊貼りするタイプは主に贈答箱の蓋に使用されています。
  <板紙> 身、蓋組み立てカートン
  <板紙> 身、蓋組み立てカートン <板紙> 身、蓋組み立てカートン
  <段ボール> 身箱組み立てカートン/四隅貼り蓋
  <段ボール> 身箱組み立てカートン/四隅貼り蓋 <段ボール> 身箱組み立てカートン/四隅貼り蓋
  トレー式カートン
  ブランクシートの四隅を成形する形態です。 四隅を糊貼りするタイプと、切れ込みに差し込むタイプがあります。コストを考慮すると差し込むタイプの方が有利です。
糊貼り行程には特殊な製函機、(機械の改造)が必要です
  糊貼りタイプ   差し込みタイプ
トレー式カートン 糊貼りタイプ トレー式カートン 差し込みタイプ
  身箱、蓋一体式カートン
折りたたみ式六点貼りカートンです。
作業性が良好でファーストフード店などで使用されています。必要に応じ手組でも対応可能です。
糊貼り行程には特殊な製函機、(機械の改造)が必要です。
身箱、蓋一体式カートン
  ゲーブルトップカートン
通常液体容器で使用されています。(テトラパックで有名) 主に牛乳パック、ジュース等の液体容器として使用されています。 液体容器での使用の場合、複合素材で構成され熱融着により成形し漏れを防止しています。 通常の紙で製作する場合、胴貼り機の特性上糊代の形状が変わります。 通常の製函機での糊貼りは特殊な機械、機械の改造が必要になります。 ゲーブルトップカートン
段ボール
  0201式ケース(通称A-1式)
通常「みかん箱」といわれるケースです。 最も生産効率が良く、打ち抜き型を必要としません。
耐圧強度が高い段ボール素材で使用され、汎用性の高い形式です。
0201式ケース(通称A-1式)
  ラップアラウンド形式
通常ビールや飲料の輸送函で見かける形式です。 内容物に紙を巻き付ける様に成形します。 特種な機械が必要ですが高速での充填が可能なため大量生産の商品に適しています。 ラップアラウンド形式
  オートマチックボトムカートン式(通称ワンタッチ底)
底部を部分的に接着し、起こすと同時にワンタッチで函になります。 紙器のオートマッチクボトムカートンと同様の製造行程で、 0201(A-1式)式と比較しコストアップです。(抜き型、才数アップ、貼り行程) オートマチックボトムカートン式(通称ワンタッチ底)
  セミオートマチックボトムカートン式(通称アメリカ底)
底部をセミオートマチックボトムカートンとし手作業による組み立て函です。
紙器のセミオートマチックロックボトムカートンと同様の製造行程です。作業性は良いのですが底抜けの懸念があるため中量物の外装ケースに適しています。
0201(A-1式)式と比較しコストアップです。(抜き型、才数アップ、貼り行程)
セミオートマチックボトムカートン式(通称アメリカ底)
 

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